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【医師監修】生理が止まらない・終わらない… 8日以上続く出血の原因と年代別リスク|みなと横浜ウイメンズクリニック

2026.01.15





 

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【医師監修】生理が止まらない・終わらない…
8日以上続く出血の原因と年代別リスク、受診の目安を徹底解説

「生理がもう10日以上続いている…」
「終わったと思ったら、またすぐ出血した」
「鮮血が続いていて不安」

このような症状で悩んでいませんか?

生理(月経)の出血が止まらないという症状は、婦人科でも非常に多いご相談の一つです。「もしかして大きな病気じゃないか」と不安になり、ネット検索を繰り返している方も多いかもしれません。

生理が長引く原因は、ホルモンバランスの一時的な乱れから、治療が必要な病気まで様々です。
この記事では、「生理が止まらない」原因を年代別・症状別に解説し、「どんな時に病院へ行くべきか」の判断基準を分かりやすくお伝えします。

ひとりで悩まず、まずはこの記事でご自身の体のサインを確認してみましょう。

1. まずチェック!すぐに病院へ行くべき危険サイン

原因を知る前に、まずは緊急度を確認しましょう。以下の症状に当てはまる場合、自宅で様子を見ずに、早めに婦人科を受診することをお勧めします。

【受診の目安(レッドフラグ)】

  • 期間:生理(出血)が8日以上続いている
  • 量:1時間ごとにナプキンを交換しないと漏れる
  • 期間:不正出血が2週間以上続いている、または繰り返す
  • 体調:立ちくらみ、動悸、息切れがする(貧血症状)
  • 痛み:鎮痛剤が効かないほどの腹痛がある
  • 重要:閉経後なのに出血があった(量に関わらず)

これらに当てはまる場合は、貧血が進行していたり、治療が必要な病気が隠れている可能性があります。

2. 正常な生理と「過長月経」の違いとは?

医学的に「正常な生理」とは、以下の範囲を指します。

周期
25〜38日
持続期間
3〜7日

生理が8日以上ダラダラと続く状態を、専門用語で「過長月経(かちょうげっけい)」と呼びます。
また、生理が終わったと思ってすぐに次の出血が始まる状態は「頻発月経(ひんぱつげっけい)」、生理とは無関係なタイミングでの出血は「不正出血」と呼ばれます。

これらが起こる原因は、大きく分けて2つあります。

  • 1
    ホルモンバランスの乱れ(機能性出血): ストレスや無排卵などでホルモンがうまく働かず、内膜が剥がれ落ちない、またはダラダラ剥がれる状態。
  • 2
    子宮の病気(器質性出血): 子宮筋腫やポリープなど、物理的な原因が出血を引き起こしている状態。

3. 【年代別】生理が止まらない主な原因

「生理が止まらない」原因は、年齢によって傾向が大きく異なります。

20代〜30代前半:ストレスやライフスタイルの影響

この年代では、ホルモンバランスの乱れ(機能性出血)が多い傾向にあります。

  • 無排卵: 排卵がうまくいかず、プロゲステロン(出血を止めるホルモン)が出ないため、生理がダラダラと続くことがあります。
  • ストレス・ダイエット: 急激な体重減少や過労は脳にストレスを与え、ホルモン指令を狂わせます。
  • 多嚢胞性卵巣症候群(PCOS): 排卵しにくい体質により、数ヶ月生理が来ない後に、大量かつ長期間の出血が起きることがあります。
  • 感染症: クラミジアなどが原因で炎症が起き、出血しているケースもあります。

30代後半〜40代:婦人科系疾患の増加

ホルモンバランスに加え、子宮そのものに原因があるケースが増えてきます。

  • 子宮筋腫: 30歳以上の女性の20〜30%にある良性のコブです。場所によっては出血が止まりにくくなったり、量が増えたりします。
  • 子宮内膜ポリープ: 子宮の中にできる良性のイボです。「生理が終わったと思ったらまた出血する」という症状が典型的です。
  • 子宮内膜症(腺筋症): 生理痛がひどくなり、出血量も増える傾向があります。

40代後半〜50代:更年期特有のホルモン変動

閉経に向かって卵巣機能が低下し、ホルモンの波が激しくなる時期です。

  • 更年期の乱れ: 生理周期が短くなったり、逆に長引いたりするのは「閉経へのプロセス」としてよくあることですが、出血量が極端に増えることもあります。
  • 注意点: 「更年期だから仕方ない」と思い込んでいると、子宮体がんなどの重大な病気を見逃すリスクがあります。

【重要:閉経後の方へ】

閉経(1年以上生理がない状態)後に見られる出血は、量や色に関わらず「異常」と考えます。

萎縮性膣炎などの良性のものもありますが、子宮体がんの可能性を否定するため、必ず婦人科を受診してください。

4. 色や塊でわかる?症状別のチェックポイント

出血の色や状態も、原因を探るヒントになります。

鮮血(真っ赤)

現在進行形で出血しているサインです。これが8日以上続く場合、貧血のリスクが高いため早めの受診が必要です。

茶色・黒っぽい

時間が経過した古い出血です。生理と生理の中間まで続く場合、ポリープや子宮の収縮不足の可能性があります。

レバー状の塊

「過多月経」のサインです。出血量が多すぎて処理が追いついていません。子宮筋腫や腺筋症の可能性が高くなります。

5. 「内診が怖い」方へ:婦人科受診の流れと準備

「婦人科は痛そう、怖い」と感じて受診をためらってしまう方は少なくありません。当院では、患者様の不安を少しでも減らせるよう配慮しています。

初診の一般的な流れ

  • 問診: 生理がいつ始まったか、期間などを伺います。基礎体温表やメモがあるとスムーズです。
  • 内診・超音波検査: 膣から細い器具を入れて子宮の状態を見ます。

痛くない受け方のコツ

内診台に上がったとき、緊張して体に力が入ると痛みを感じやすくなります。「ふーっ」と長く息を吐いて(ため息をつくように)、お尻の力を抜くと、スムーズに終わり痛みも少なくなります。

性交渉の経験がない方は、お腹の上からのエコー検査などに変更可能ですので、問診時にお伝えください。

★服装のアドバイス 着脱しやすいゆったりしたスカートでの来院がおすすめです。

6. ネットの噂に注意!自分で止める方法は?

ネット上には「生理を早く終わらせる食べ物」「ツボ」「経血コントロール」などの情報がありますが、これらには医学的根拠はありません。

  • 特定の食べ物: チョコや豆乳などで生理は止まりません。
  • ツボ押し: リラックス効果はありますが、出血を止める治療ではありません。
  • 自力で出し切る: 経血は尿のように筋肉で止めることはできません。

生理を安全にコントロールできる唯一の方法は、医師が処方するお薬(ピルやホルモン剤など)だけです。自己判断での民間療法は、かえって発見を遅らせる原因になります。

7. まとめ:8日以上続いたら一度受診を

「生理が止まらない」という症状の裏には、ストレスによる一時的なものから、治療が必要な病気まで様々な原因が隠れています。

8日以上続くなら異常のサイン
鮮血や大きな塊は要注意
40代以上や閉経後は特に警戒を

「これくらいで病院に行っていいのかな?」と迷う必要はありません。検査をして「ホルモンバランスの乱れですね」と分かれば、それだけで安心につながりますし、お薬で症状を改善することもできます。
不安な日々を過ごすよりも、まずは一度、専門医にご相談ください。

当院では、女性医師による丁寧な診療を行っています。

不正出血や生理のお悩みは、お気軽にご相談ください。

みなと横浜ウイメンズクリニック

婦人科 / 乳腺外科 / 皮膚科 / 美容皮膚科
各科連携のできる女性複合クリニック


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医師・全スタッフ 女性

※本記事は情報提供を目的としており、医師の診断に代わるものではありません。症状には個人差がありますので、異変を感じた場合は必ず医療機関を受診してください。

 


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