婦人科検診の違い(子宮体がん検診・子宮頸がん検診・経腟超音波(エコー))
2025.08.24
婦人科検診って何をするの?検査の種類と目的を解説
「婦人科検診に行きたいけれど、何をされるか分からなくて不安…」という方も多いのではないでしょうか?
婦人科検診にはいくつかの種類があり、それぞれ目的や方法が異なります。今回は、主要な3つの検査について、解説します。
1. 子宮頸がん検診(頚部細胞診)
子宮頸がん検診は、子宮の入り口部分にできる子宮頸がんや、その前段階の病変を見つけるための検査です。
- 検査方法: 子宮の入り口を専用のブラシやヘラでこすって細胞を採取します。痛みはほとんどありません。
- 対象と頻度:
- 多くの自治体では20歳以上の女性を対象に、2年に1回の受診を推奨しています。横浜市ではHPV単独法を導入し30歳ー60歳の方は5年に1回の検査となっています。
- 公費助成があります。
- 新しい頸がん検査HPV検査が導入されており、現在会社や自治体により行っている検査が混在しています。HPV検査に関しては
こちら
2. 子宮体がん検診(内膜細胞診)
子宮体がんは、子宮の奥の内側(子宮内膜)にできるがんです。
- 検査方法: 細い器具を子宮内に挿入し、子宮内膜の細胞を採取します。多少の痛みを伴う場合があります。
- 対象と頻度:
- 主に40歳以上で不正出血などの症状がある方、またはリスク要因を持つ方が対象です。
- 医師と相談して頻度を決めます。
3. 経腟超音波検査(経腟エコー)
経腟超音波検査は、子宮や卵巣の状態を詳しく調べるための検査です。
- 検査方法: 腟から超音波のプローブ(器具)を挿入して、子宮全体や卵巣を観察します。子宮筋腫、子宮内膜ポリープ、卵巣嚢腫といった病気の早期発見に非常に有効です。
- 対象と頻度:
- 年齢にかかわらず、すべての方に1年に1回の定期的な検査が推奨されます。
- 卵巣が腫れていても自覚症状がないことが多いため、定期的なチェックが特に重要です。この検査は基本的に自費診療となります。
検査項目 | 検査目的 | 主な対象者 | 推奨される頻度 |
2 | |||
子宮頸がん検診 | 子宮頸がんの早期発見 | 20歳以上の女性 | 2年に1回 |
子宮体がん検診 | 子宮体がんの早期発見 | 40歳以上で症状やリスク因子がある方 | 一律ではなく医師に相談 |
経腟超音波検査(エコー) | 子宮や卵巣の病変の確認 | 年齢にかかわらずすべての方 | 1年に1回 |
子宮の病気の中には、自覚症状がないまま進行するものもあります。ご自身の体を守るために、目的に合わせた婦人科検診を定期的に受診しましょう。
また、症状がある場合は検診をまたずに受診をしましょう。
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