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「異常なし」でも油断禁物? 子宮がん検診で「わかること・わからないこと」【産婦人科専門医が解説】|みなと横浜ウイメンズクリニック

2025.12.24

 

みなと横浜ウイメンズクリニック


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女性の健康コラム
産婦人科専門医が解説

「異常なし」でも油断禁物?
子宮がん検診で「わかること・わからないこと」を徹底解説

自治体のクーポンだけで安心していませんか?
実は見落としがちな「大切なポイント」があります。

「自治体からクーポンが届いたから、とりあえず子宮がん検診を受けておこう」
「結果が『異常なし』だったから、私の子宮や卵巣は健康そのもの!」

診察室で患者様とお話ししていると、このような声をよく耳にします。検診を受けていただくこと自体は素晴らしいのですが、実はここには大きな誤解が含まれていることがあります。

今回は、意外と知られていない「子宮がん検診の落とし穴」と「本当に受けるべき検査」について解説します。

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「子宮がん」には2種類あることをご存知ですか?

まず一番知っていただきたいのは、子宮がんには大きく分けて以下の2種類があるということです。

① 子宮頸(けい)がん

子宮の「入り口」にできるがん

一般的な「子宮がん検診(自治体・会社)」は、ほとんどがこの検査のみを指します。

② 子宮体(たい)がん

子宮の「奥(内膜)」にできるがん

通常の検診には含まれないことが多く、別途検査が必要です。


一般的な検診だけでは、「子宮の奥」や「卵巣」の状態まではわかりません!

2
一般的な検診「子宮頸がん検査」でわかること

20歳以上の方に推奨されている、最もポピュラーな検査です。子宮の入り口(頸部)の細胞をブラシなどでこすり取って調べます。

わかること


  • 子宮頸がんの有無

  • 異形成(いけいせい)
    ※子宮頸がんに進行する可能性のある病変

わからないこと


  • 子宮の奥の状態(子宮体がん)

  • 子宮筋腫

  • 卵巣の腫れや病気
ポイント: 「異常なし」という結果は、「子宮の入り口の細胞には異常がなかった」という意味であり、「婦人科系の病気が何もない」という証明ではありません。

3
「子宮体がん検査」も受けたほうがいいの?

結論から言うと、子宮体がん検査は全員が一律に受けるものではありません。

どんな検査?

子宮の奥(内膜)の中に細い器具を入れ、細胞を採取します。頸がん検査に比べて、痛みを伴うことが多い検査です。

受けるべきタイミングは?

  • 不正出血がある場合
  • 医師が超音波検査などで内膜の肥厚を確認し「必要だと判断した場合」

※症状がないのに無理に受ける必要性は低いですが、ご不安な方は診察時にご相談ください。

ここが重要!
卵巣や筋腫は「エコー検査」で見つけよう

ここが今回もっとも大切なポイントです。
「がん検査(細胞診)」はあくまで「細胞」を見る検査。臓器の形や状態を見るものではないため、子宮筋腫や卵巣のう腫は見つかりません。

経腟超音波検査(エコー)でわかること

  • 子宮筋腫の有無・大きさ
  • 卵巣の腫れ(のう腫・がん)
  • 子宮内膜の厚み
  • ポリープの疑い
出血がある時

子宮体がん検査

不正出血がある場合や、医師が必要と判断した際に行います。

「子宮がん検診を受けたから完璧!」ではなく、「今回はどこまで検査したのかな?」と知っておくことが、あなたの体を守ることにつながります。

 

ご不明な点は診察室でお尋ねください

みなと横浜ウイメンズクリニックでは、患者様一人ひとりに合わせた検査をご提案しています。


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